次はどこへ | いつもどこかへ

次はどこへ

一人旅が好き。初めて外国旅行に出たのは、16歳のとき。母が「世界を見ておきなさい」と、一ヶ月間のヨーロッパとトルコの旅行に出してくれた。初めて目にする「日本」以外の文化。すべてが珍しく、日本との違いに驚いた。イギリスから始まり、フランス・トルコ・スペイン。中でもトルコはイスラム文化圏ということで、全く異世界。
そして数年後、再び母から誘われ、今度はネパールへ。「ヒマラヤ山脈を見に行かない?」の一言で、二人で車のない山中を数日間歩き、壮大なヒマラヤ山脈を目にする。ネパール人は山に神が住むと言う。山を眺めながらそれは本当だと感じた。
数年後、留学していた幼なじみのところへ遊びにいくためフランスへ。外国での生活を見せてもらうとともに、パリから400キロ離れたラスコー洞窟へ。クロマニョン人が描いたという旧石器時代の壁画を見る。
人類の記憶がなくなりそうな、途方もない長い時間ひっそりと存在していた壁画。動物の姿を生き生きと捉えた見事な造形力。物を作り出す人間とは何かを考えさせられた。
そして、台湾、タイ、米軍基地ショートステイと続く。いろいろな国があり、文化があり、生活がある。世界とは、人間とは何物なのでしょうか?そこにあるのは存在ですが、それを知るために、またふらりと旅に出ます。
このブログでは、その記録を少しずつ公開したいと思います。