会津若松2009 食堂 | いつもどこかへ

会津若松2009 食堂

さて、そのありえない食堂。

旦那と町を散策しお昼時になり、そろそろ食事にでもしようかと近くにあった定食屋へ。ところが引き戸をカラカラと開いて絶句。あまり清潔ではないどこかのお宅にお邪魔したのではないか、これは休業中ではないか、はたまた白昼夢でも見ているのではないかと錯覚するくらいの汚れ具合。

最近の日本の異常なくらいの潔癖ブームはどうかと思うけど、かといってこれは時代に逆行どころか「ここは日本?」と目を疑いたくなるくらいの壮絶さ。


引き返そうと思ったけど、玄関で掃除していたオバサンがいそいそと店に入り、青いスカーフを頭に巻き(いや色はこの際なんでもいいけど、それさえ奇妙に見えた)、こわいもの見たさ半分、オバサンに悪い半分で腰が抜けるようにおっかなびっくり椅子にかけ、旦那はカツ丼、私はラーメンを注文。
いつもどこかへ-ものすごい飯屋

記憶に頼ってかいたのがコレ。しかし写真を見るともっと壮絶な不潔具合。

こあがりにはザブトンと布?ゴミ類が山と積まれ、手前側にかろうじて2テーブル分のスペースがあり、カレンダーには「休」の文字が3/4を占め、傘たてにはいつのものとも知れぬ埃をかぶり強度が増していると思われるくもの巣。


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さらにカウンターには無造作に積み上げられた丼。奥のテーブルは物置と化し、キャップのないタレのボトル(しかもかなり蒸発した痕跡)、コップに入った箸。そして料理が出てくるのをまつ間、テーブルではクモがお散歩。





ここまで書いて、信じられない方はコチラをどうぞ。実際の画像。
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そして、これまたどこかの家で夕飯をしたくするような音が始まり、冷蔵庫を開けビニール袋からガサガサと材料を取り出す気配。その前に、カレンダーにこれだけ休みがあれば材料の鮮度は大丈夫なのか。




いつもどこかへ

そしてようやく出てきた2品。このとき私は妊娠5ヶ月か6ヶ月、食中毒はどうなのかと思いつつ、やはりこわいもの見たさで食べたあの時。お味は「意外に」フツーでした。


※この強烈なお店で一度食事をしてみたいという方は、会津若松の某蝋燭屋さんの向かいにあります。もし営業していればラッキーです。ぜひどうぞ。