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こどもの日の工作 その3【完】

本を1冊読み終わった後や、絵を描いたり作ったりした後は24時間燃え尽き症候群です。何をしようにも頭の中が空っぽで手に目にエネルギーもアイデアも伝わらず、字を追っても素通りします。


今まさにその状態なのですが、こどもの日のタイムリミットが迫っているので5月5日の工作シリーズはこれで完結にします。我流なので、もっと合理的な作り方があると思いますが、私はこんな感じで作りました。



【用意するもの】

布(できれば綿の無地)適宜

厚紙(何かの台紙でも何でもOK)

布用スタンプパッド

タコ糸

テグス、または針金

アイロン

カッター

針と糸


▼①図案を考えます。鯉のぼりの場合、目とうろこと口が大きければそれなりに見えるので、思い切って好きなデザインにしてしまいましょう。ここでポイントは、型染めとして切り抜くので、台紙から模様が離れないようにすること、染めるときにインクが入りやすい模様にすることです。
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今回の作った物だと、目を同心円(◎)にすると染めづらいので、目の周りに放射状の模様を入れることで解決しました。この厚紙に描いた図案をカッターで切り抜きます。


▼③布の上に型紙をのせ、布用スタンプパッドでポンポンと押すようにインクをつけます。あるいは先を短く切った筆でアクリル絵の具を刷り込ませるという方法もあります。裏表2枚必要なので、型紙を裏返して、もう1枚同じように型染めします。
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※布用スタンプを使うと、にじまずにきれいに模様が出ます。


④インクが乾いたらアイロン台に敷き布をして、その上に染めた布を置き、あて布をしてアイロンを15秒かけます。



▼⑤いよいよ縫製です。鯉のぼりは筒状なので、上下に三つ折りにするスペースを取っておきます。長さは作るサイズにもよりますが、1辺3~5mmくらいでいいと思います。細かいことは考えず、おおらかに作りましょう。


で、まず縫うのは赤線の①のラインです。図案から離して縫うと、最後にひっくり返した際に、きれいに鯉が膨らみます。図案ギリギリに縫うとシシャモのように貧相になります。ご注意ください。


※実際に縫う際は、図案は中表です。ややこしくてごめんなさい。
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▼鯉の背中部分を縫ったら、内側を開きます。頭側と尻尾側の部分を三つ折にして縫い

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▼再び中表に戻し、腹側のラインを縫います。こちらもゆったりと図案から距離をとって縫います。

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▼余分な部分を切り落とし、表に返します。口の部分の三つ折にテグスを通して、目立たないように縛り、最後にタコ糸でつりヒモを三箇所につけて出来上がりです。背と腹の縫い目をよく開いてアイロンをかけると、立体感がでます。
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こどもの日の工作 その2

出来上がりました。間に合ってよかったです。オリジナルなので手探りでの工程でしたが、それらしく見えるようで安心です。
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口の部分には円形にするためテグスを通しています。スタンプインクが白い部分についてしまったのが今後の課題。作っている最中も乾いたはずのインクが手に糸につくので気をつかいます。詳しい工程は後ほど。といってもプリントした布を筒状に縫うだけです。

こどもの日の工作 その1

いつもどこかへ 前日になって鯉のぼりを作ろうと思いつきました。今回はさらし布のハギレを使ってステンシルです。作り方は簡単、図案を厚紙に描いてそれを切り抜き、スタンプパッドでポンポンとたたいて絵の具をつけるだけです。スタンプパッドは、消しゴムハンコに使う小さなもの。布用タイプがにじみがなく扱いやすいです。色を変えてグラデーションや細部で変化をつけるのも楽しそうです。    

アルゼンチンの消しゴム

文房具が好きなので、どこに行っても文房具屋を見つけては吸い込まれるように入り、2時間は過ごせます。これは前回に続き、アルゼンチンで買った消しゴム。この国の製品は実用性の点で今一歩なので、ノートにはおそろしくて使ったことがありません。でも使わないと意味がないので、硬化する前に試してみようと思います。で、ただの砂消しですが、デザインがシンプルで気に入ったので友人にも配ったブツです。
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春の色

北国の春が届きました。懐かしいです。慣れ親しんだ春の景色、雪の下でぺったんこになった枯れ草と、その隙間からたくましく芽を出すふきのとう、そして透明でゆるやかな小さな川。小学生の時は犬をつれてこういう原っぱを走り回り、雪解けの小川をじゃぶじゃぶ歩いたものです。
いつもどこかへ-春

春の訪れを知らせるザゼンソウ。真っ白な世界から、少しずつ色が戻ってきます。
いつもどこかへ-ザゼンソウ

針葉樹林の森が見たくなりました。

FOODS!!!

いつもどこかへ 粗熱が取れるまで、発酵するまでねかせておいた旅の写真をチョキチョキ切り抜いて、整理していたら食べものがやたら多いことにいまさらながら気づきました。これらを全部食べたわけではなく、写真に撮っただけのものもあります。子供の頃の夢はパン屋さんで、食べも物の色とカタチには食欲抜きにして無条件にひかれます。


というわけで、写真からハサミで切り抜いたものをランダムにスキャナにのせて取り込んだらこうなりました。

エキストラ

映画「南極料理人」のエキストラに応募したら、空港のシーンに参加させてもらえることになりました。事前に指定された服装のイメージにあわせ、衣装ケースをひっくり返して探しました。でも手持ちの服はどれもヨレヨレの着古し。


それならとスーツにしようと思い、クロゼットを開け一張羅の高級スーツ登場。が、スカートがない。そういえば仕事でスカートだけ着て、クリーニングに出し忘れてた…。といってもこのときすでに撮影日の前夜、どう頑張ってもクリーニングは間に合わず。


うんうん悩んだ挙句に、たび、タビ、旅…

私の旅の服装は、これでしょう、と引っ張り出しました。Tシャツとボロボロのカーゴパンツ。これなら長時間着ていても疲れないし、足元もスニーカーでいけるから楽。季節も選ばない。とまぁそんなこんなで、大型ザックに待ち時間用の防寒具(ひざ掛けなどなど)を詰めてそれらしく膨らませたのでした。


で、当日


春とは言えまだ肌寒い朝、いつものブルゾンではザックに腕を通すのに不便なので、しばらくお蔵入りだったカビくさい山用ヤッケをはおり、「これからどこぞの山に行くんですか?」な格好で撮影場所に向かったのでした。


集合場所では4,50人の旅装姿の人たちが集まり、めいめい思い思いの旅姿でスーツケースやボストンバッグを手に持ち、私のビビッドなヤッケと年季の入ったザックは浮きまくりでした。


が、これがいい効果を呼んだ様で、「ヒマラヤの山から帰ってきた人」として、撮影時は挿し色としていいポジションにいさせてもらえたと思います(わたしはバックパッカーのつもりだったのだけど、寒いので着ていたヤッケがよかったみたい)。その後、上着の色を変えて別のシーンでも歩き回り、そこだけまるで空港のような空気に変化していく過程はとても面白く、たくさんの人の力で出来上がっていく映画という作品は刺激的でした。


最終的に200名くらいが参加して朝から夕方まで行われた撮影だけど、映画では一瞬しか映らないと思うので、公開されたら目をさらにして自分を探します。だってなかなかないチャンスですから。

進める荒井良二の世界展

ある日、「進める荒井良二の世界展 」を見てきました。


どこかしらで目にしている作家さんだったのですが、すごいパワーを持った絵で、なんと言うのか引き込まれました。作家が描いた原画を前にするとその生々しいパワーにあっとうされるのだけど、この作品は理屈ぬきに楽しくなり、画面のマチエール(画肌)や計算と直感、大胆と緻密が混在する動きに見入っていました。さらに幸いなことに観客がとても少ない日で、それはそれはガップリとかみついてみさせていただきました。ただ、作家の授賞式の様子のビデオやミュージアムショップの作家が写ったアトリエの絵葉書はナンセンス。


作品を印刷にすると、色彩やマチエールのニュアンスが多少なりともなくなるのは残念だけど、この2冊を買って、おなか一杯ホクホクで家に帰りました。

たいようオルガン/荒井 良二
大好きです。ゆびでゾウバスの進む道をなぞり、あふれる色彩に波動を感じます。絵本の装丁も仕掛けがあって楽しいです。今の図書館は本の保護のために粘着タイプのカバーがかけてありますが、装丁作家のアイデア溢れるカバーの下のデザインを見るのは楽しいものです。

えほんのこども (講談社の創作絵本)/荒井 良二
立ち読みはコチラから→「えほんのこども」

りんご

りんごは思い出がある果物で、母の好物がりんごなら旦那の好物もりんごで、付き合っていた頃に私のアパートに遊びに来るときはたいてい手にいくつかのりんごを持っていました。


そこで八百屋さんで買った紅玉を使ったお菓子を2つ作りました。本州に来てからというもの、冬の野菜が安いこと、紅玉が普通に売っているのが便利です。ただここ2週間ほどの雨にはうんざり、一昨日くらいまではイライラがはちきれんばかりだったのですが、くさっても始まらないのでお菓子を作って気を紛らわしている次第です。


いつもどこかへ-パイ
こちらはアップルパイ。適当に切っていたらリンゴがエライ量になったので、型はアルミの無水鍋 を使いました。サクサクほろほろしたアメリカンパイが美味。多少崩れ気味だけど、いいんです美味しければ。レシピはコチラ から。


残り1玉は、りんごバターケーキに。

いつもどこかへ

お菓子作りで好きなところ、クリームに卵を加えるところです。生卵をそのまま入れたときの質感と丸い形とみずみずしさ
いつもどこかへ

混ざりきる前の感触が好きです。


いつもどこかへ
出来上がり。

メモ帳

同じくフロリダ通りの文房具屋で。ビビッドな色彩の亀甲模様に惹かれてしまいました 。帰国してからも持ち歩いて使うことがあったので傷んでます。
いつもどこかへ-アルゼンチンメモ帳 中は空色の少々厚めの紙。メモ帳にこれだけ厚い紙を使うのはめずらしいと思います。その辺の理由がわかればもっと面白い(たとえ理由がなくても)。
いつもどこかへ-メモ帳 綴じの針金は柔らかく、使ってすぐにベコベコになりましたが、その辺はご愛嬌。