それでいいのだ
日々ゆるゆる過ごしてはいるものの、子育てをしていると時間が細切れになり腰を据えて何かをするということができなく、しかも少し前からスランプ気味でした。というか、子供の日々変わる成長を描くのは楽しいけど、前述のようにしっかり描き込むことがおざなりになり、ツッコミどころ満載のイラストに。自分へのいいわけで「メモ」と称してみたり、今まで描けていた物が描けなくなったりで凹んでいました。
で、「それもこの時期の思い出でしょう」と、思いのままに独り言日記をつけたら、抜け出しました。
手元にあった道具達を描いていたら止まらなくなり、貴重な睡眠時間を削ることなんて惜しくもなく。腰をすえて描く時間がないなら、それなりの描き方をすればいいんだと、自分なりの答えを見つけた夜でした。
あ、ベビーチェアベルトの解説イラストも作ります。
それすら描けなかった数週間でした。
ベビーチェアベルト①
8ヶ月の子供を連れて外食をするのは目が離せず、ベビーチェアがない場合は手も離せないので作ってみました。型紙は既製品を参考に、オムツカバーと歩行器のサイズをもとに。まぁこれを使っても目を離せないことは変わらないのですが、少しは楽になるかと。胸の下まで覆うカタチにしたので赤ちゃんが苦しくない程度にまけばかなり安定すると思います。
つぎはぎなのは包装紙を使い、あーでもないこーでもないと試行錯誤をした結果です。型紙は丸ごと使うととんでもなくロスがでるので、3分割しています。ちなみに材料費はワゴンセールのインテリア用布2m500円、ベルクロ298円、糸200円くらいです(参考までに既製品だと2,500円くらい)。
○原寸大で表示は無理なので、参考までにおおまかなサイズを記しておきます。もしこれを使う時は画像をプリントアウトの上、適当に拡大コピーして利用してください。
○うちのベビーちゃんはかなりのジャンボちゃんなので、お子さんの体型にあわせて一度採寸するほうがいいかもしれません。
○1枚目のお腹側と3枚目の背中側は、「わ」にして使います。
腹あて(※型紙に描いてある手書きは無視してください)
作り方は合い印で縫い合わせてから、中表でぐるっと縫い
最後に端に押さえミシンをかけてできあがりなんですが、ベルクロの取り付け位置もあるんで、次回イラスト付きで説明します。
質問があればメッセまでどうぞ~。
ニット
ツワリも落ち着き始めた妊娠後半は、読書と編み物にふけっておりました。図書館で本を借りては1~2日1冊ペースで手当たり次第、アラビアンナイトから各国現代小説、エッセイ、専門書まで100冊は読んでいたと思います。その後は気分転換にカギ針編みをせっせと。
10ヶ月まで性別が分らなかったので、まぁどっちでもいいやと思い作るのに面白そうな花柄を選んでみました。これ新生児の時はブカブカで、おくるみに使うと指がズボズボ入って扱いづらかったのですが、今はベビーカーのひざ掛けに大活躍です。
ごあいさつ
どうもご無沙汰しております。
昨年は地獄のツワリに悩まされ、更新どころではなくなっておりました。
わたしの場合は、定番の終日車酔いのような吐き気もあったのですが
もう一つ、化学調味料完全NGとなり、スパゲティ・ホットケーキは苦い、ケチャップ・ポン酢などの調味料は飲み込む際に一瞬「味」はするものの、舌にプラスチックを塗ったような異様な感触が残る。と、とにかく合成品のほとんどが食べられなくなり、パンとチーズとイモ、果物で生活しておりました。
で、そんなこんなで2010年2月、前期破水のためブスブスと抗生物質点滴&血液検査、まだ痛くなるのかとおののきながら陣痛促進剤を投与のされ
無事2976グラムの男の子を産みました。
というわけで、家事と育児の空いた時間にゆるゆる更新できたらいいなと思います。
バッグ
これ2年前に暮しの手帖に載っていたペーパーボーイズバッグ、新聞配達の少年が使っていたバッグをアレンジした作り方をもとに作ったものです。
かなり厚い帆布を使ったので、縫う際にミシンの針が折れ(太さがあっていない針だった)、作業が進んでくると数枚重ねた部分がにっちもさっちもいかず、作るのに難儀した第1作目です。その後納得がいかず、覚えたコツと改善点を試したく、帆布の厚さをやや薄いものに替え同じものを3個作りました。
2作目と3作目はそれぞれ母と友達に送り、1作目は自分用に。しばらく日の目を見る機会はなかったのですが、レジ袋有料化と、スーパーで配布している純水を運ぶのに重宝しています。なんせ純水ボトルが4L×3本で12kg、それにかぼちゃやキャベツなどの食品を足すとゆうに15kgは超えるのですが、これだとどんなに詰めてもビリリといくことがないので、安心して使えます。
持ち手の部分はキルトをした上に、幅7cmあるので肩に食い込まず頑丈。何度も縫い重ねてあるので耐久性があり、重いものも背中に背負えば楽に移動できます。しかし容量はかなりあるのですが、あまり詰めすぎるとしゃがんだ時に後ろにひっくり返り、中の物が転がり出るということになります。この辺は改良の余地ありです。
縁は杉綾テープで補強
上から見るとこんな感じ(幅42cm高さ30㎝マチ25㎝)。精米へ持っていく玄米5kgが入ってます。
刺し子
先日古くなった麻のタイトスカートをばらし、赤の平枡の刺し子をして母に贈ったところ好評で、さらに作ることになりました。全部で12枚ほしいというので、刺してみたい図案を試しているのですが、単純なだけに狂いが出るとすぐわかる奥の深いものだなぁと思います。
写真のものは1cmに3目のペースなのですが、手探りでやっているので角の出し方や目の整え方などうまくいかないこともあり、そのたびに糸を抜いては刺しなおし、ずいぶん時間がかかりました。あと10枚、全部出来上がるときには少しはリズミカルにできるようになっているでしょうか。
使った布はさらし布。台所にはこの布巾が一番適していると思います。毛羽立ちが少なく、吸水・乾燥においてもダントツの性能です。
ブックカバー
工作と言うほどではないのですが試しに作りました、文庫本のカバー。
カバンに必ず一冊は本を入れておかないと落ち着かないので、文庫から分厚いハードカバーまで持ち歩きます。そうなると文庫などはあっという間にボロボロになり、果てはカバーがちぎれてバラバラになります。ここ数年で、書店のカバーをつけておけばそれを防げることに気づき、実行しているのですが、過去の本は見るも無残な汚れ、折れ、毛羽立ちがひどく、破けたカバーはとっくの昔に処分してるので見つからず。このままでは文庫本自体の表紙が取れてしまうのは時間の問題なので作ることにしました。
大事な本のカバーは見た目も重要。飽きのこないものをと考えた結果、文庫本の表紙をスキャンしてそれをカバーにすることにしました。これなら余計なイメージが入ることなく、本が自分の中でニュートラルな位置を保てる気がするので。結局のところ好き好きの問題なのですが。
で、ボロボロの表紙をスキャナで取り込み、汚れた部分は合成で消し、適当な大きさに設定して厚めの用紙にプリント。最後にグラシン紙をかぶせて出来上がり。
本棚の大切な本にグラシン紙のカバーを付けるのも好きな作業です。
切手
前に写真を切り抜いてスキャナで取り込みましたが、こんどはそれを封筒で。手紙をやりとりする友人が数人いるので、届いたものを入れておく箱がいくつかあり、今使っているものもそろそろ満杯です。
長いこと放置していたのですが、ひさしぶりにこうして出してみると、黄ばんだりシミが出来ていて時の経過にびっくりです。ちょうど10年前のものが出てきてついつい読みふけり、就職をどうするとかこれから何がしたいかなど友人からの問いかけがあり、頭の中で今それに答えてみたり。
で、スキャンしてみたかったのが切手です。大学の定期試験をボイコットし、親を説得したのかどうなのかアルバイトで貯めた資金でフランスに3年間留学していた幼なじみが送ってきた封筒に貼られていた切手。日本とは違う感性が舶来品のような異国情緒があり、帰宅して玄関に封筒が落ちていると嬉しくて何よりもまず先に読んでました。もちろん封筒や切手の持つ雰囲気だけでなく、彼女の前に進むことしか考えない頓着しない性格の文章が面白かったこと、パワーが伝わってきたことも楽しみの一つです。
切手シリーズはまだまだどこかに眠っているはずなので、発掘したらまた載せてみたいと思います。
地球儀
地球儀をいくつか持っています。クルクル回し、旅気分で楽しんだり地理について考えたり、ライトで照らして夜昼実験をしています。で、少ないながらもそのコレクション。
誕生日に旦那からもらったリプルーグル製。ほんとは地勢型がほしかったんだけど、言い忘れてたら行政型になりました。
2007年の時点で、旧ソ連五ヵ年計画の結果のアラル海はこの通り。
100円で買ったミニ版。
ここまで大胆にアレンジするとは豪快、ユーラシア大陸がつるんとしてます。
さらに小さく。壊れてしまったキーホルダーとガチャガチャで当たったスーパーボール型。
これもガチャガチャ。カプセルがそのまま地球になります。これは5種類、全球凍結~現在の地球までマニアックなシリーズです